10歳女児|下顎の叢生を拡大床とインビザライン・ファーストで改善した症例
1.症例情報
患者情報
- 10歳女児
主訴
- 親御さんが子供の歯並びが気になるとの事
治療動機
- 審美的改善
- 家系に叢生が多い為、歯列が心配で相談を受けに来た。
2.診断と治療方針
- 診断: 下顎叢生
- 治療方針: 拡大床を用いて歯列弓を広げ、インビザライン・ファーストにて1期で歯並びの改善および咬合の改善を行う。拡大にも限度があるため難しい場合は2期でワイヤー矯正を行う。
3.治療方法
- 治療方法: まず約1年間にわたり拡大床による歯列弓の拡大を行いました。来院時と自宅ではガムトレーニングを行い口唇や舌の筋力を同時に鍛えた。その後、マウスピース型矯正装置「インビザライン・ファースト」へと移行しました。インビザライン治療では、初回に27枚のアライナーを作製し、1週間ごとに交換しながら使用しました。初回のアライナー装着が終了した後、追加スキャンを実施し、19枚の追加アライナーを再作製し、約11か月で歯列の調整を行いました。永久歯列が正しい位置に生えてこなかった場合は5年間は保証があるため今後も継続して観察していきます。
- 治療装置: 拡大床、マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)
4.術前・術後写真
拡大床スタート時


拡大床終了し、インビザラインスタート


矯正終了時


5.治療費用と期間
- 治療費用: ¥660,000-
- 治療期間: 約1年11ヶ月
6.インビザラインのメリットとリスク
メリット
- 装着時に目立ちにくい場合があります。ただし、見え方や感じ方には個人差があります。
- 痛みを抑えやすい場合があります。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。
- ワイヤー矯正に比べて圧力が穏やかで、口内炎や装置による傷が起こりにくい。
- 取り外し可能で衛生的
- 食事や歯磨きの際に外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい。
- 通院回数が少なくて済む
- 治療計画に沿ってマウスピースを交換するだけなので、忙しい人にも向いています
- 治療前に歯の動きをシミュレーションできる
- 3D画像で治療のゴールを事前に確認でき、納得してスタートできる。
- 金属を使用しない装置として選択されることがあります。ただし、適応は口腔内の状態により異なります。
生じるリスク
- 歯を移動すると歯根が吸収されて短くなることがある
- また空隙(ブラックトライアングル)が生じる場合や歯肉退縮などが生じることがある
- 一日22時間以上装置の装着が必要となる
- 装着時間が足りないと適切に歯が動かない可能性があります。
7.今後のメンテナンス方法
リテーナー(保定装置)の装着
- 後戻り防止のため毎日、就寝時を含めて12–14時間以上の装着を推奨します。
- リテーナー装着中は、熱い飲み物や糖分の多い飲料は控えてください。変形やむし歯リスクの原因になります。
定期検診
- 3ヶ月に一度来院していただき、歯のクリーニングと同時に後戻りや虫歯がないかなど一緒にチェックさせていただきます。
自由診療に関する注意点
この症例は当院で実施した自由診療の治療例です。
自由診療のため、保険適用外となります。
治療内容、費用、治療期間、通院回数、主なリスク・副作用は症例ごとに異なります。 詳しくは各症例ページの記載をご確認ください。
