インビザライン・ファースト
インビザライン・ファースト矯正は、成長過程にある患者様のための、透明に近く目立ちにくいマウスピース型矯正装置です。
素敵な笑顔を導くために、1997年から独自技術の研究と改良を続けています。インビザライン・ファースト矯正を使用するために必要なトレーニングを受けた歯科医師が、矯正治療を全力サポートします。
インビザライン・ファースト矯正は、成長期のお子様により予測実現性の高い歯列矯正治療を提供します。
製品特徴
- 広範囲にわたる不正咬合の治療
(歯列弓拡大と不正咬合を同時に治療することが可能) - 予測可能な歯列弓の拡大
- 新しく改善されたステージングパターン
- 短い臨床歯冠のサポート
- 永久歯萌出のサポート
シミュレーションソフト「クリンチェック」
クリンチェックと呼ばれるの3Dソフトウェアにおいて、術前から治療過程、術後の歯列をシミュレーションすることで、患者様は視覚的に治療経過を確認することができます。
治療期間の想定に役立ちます。
インビザライン・ファーストのメリット・デメリット
メリット
①破損しにくい
▶︎弾性のため ポリウレタンという材質
②一人一人の歯、顎の成長に合わせてオーダーメイドされる
③食事制限なし
▶︎食事の時はマウスピースを外すので好きなものを普段通りにだべられる。
▶︎インビザラインファースト矯正中は、水筒の中身を水にするのがおすすめです。(お茶など色のついた飲み物は着色するため)
④通院回数が少ない。
▶︎治療経過の定期的な確認だけ。
▶︎基本一週間に1回交換します
▶︎ワイヤー矯正の場合、1ヶ月に1度の通院が必要で、保護者の負担も大きい。インビザライン・ファーストは、お家で新しいマウスピースに取り替えられるため、通院頻度は1〜3ヶ月に1度程度で済みます。保護者の負担が軽いのも魅力な矯正方法です。
⑤審美に優れている。
▶︎プラスチック製のためほぼ透明に近く目立ちにくい。
▶︎厚さも0.5mmと薄い。つけたときの違和感も少ない。「学校のお友達にからかわれたらどうしよう」など、歯科矯正中の見た目が心配な本人や保護者の人も受け入れやすい矯正方法です。
⑥違和感が少ない。
▶︎弾力性がありしなやかな素材で歯茎に当たりにくく違和感も感じにくい
⑦金属アレルギーのリスクがない。
▶︎ワイヤー矯正では、ワイヤーに金属が使用されています。インビザラインのマウスピースは、プ
ラスチック製のため金属アレルギーの心配がないです。既に金属アレルギーがある方も、金属アレルギーの発症リスクが不安な方も、安心して治療を受けることができます。
⑧装置による口腔内の創傷リスクが少ない。
▶︎ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーがほっぺたや唇の裏に触れると口内炎ができることがあります。インビザラインであれば、万が一、アライナーの辺縁が当たって痛い場合には、ご自身で取り外すことができます。
⑨将来、歯を抜かずに矯正できる。
個人差があるので必ずではありません。骨格性の問題があれば外科処置になる可能性がありますが、それにならないように手助けいたします。
▶︎インビザライン・ファーストをしておくと大人になり、永久歯で矯正が必要になったときに歯を抜かなくていい可能性が高くなります。大人の矯正で歯を抜かなければならないのは、歯が並ぶスペースを確保するためです。それに対して、子どもの時期にしておくインビザライン・ファーストは、歯列を拡大し、永久歯が並ぶスペースをあらかじめ作っておくことができます。将来、大人になりもし永久歯で矯正が必要になったとしても、軽度のガタガタであるなど、難易度を下げることができるのです。難易度が下がれば、抜歯なしで矯正ができる可能性が高くなります。
⑩大人よりも歯が動くスピードが速い。
▶︎成長期の子どもの骨は大人より柔らかいので歯が動くスピードが速いです。インビザライン・ファーストは、骨の成長を利用するので、大きな矯正の力をかけなくてもよく歯が動き、力のかけすぎで起こるトラブル(痛みや歯根吸収、歯肉退縮など)の心配も少ないです。
さらに、第一期治療(乳歯と永久歯の両方が生えている時)の歯列を広げる目的と、第二期治療(永久歯のみ生えている)の歯並びを整える目的を同時進行できるので、矯正期間の短縮にもつながります。
幼い時期に矯正を終えることができれば、思春期や大人になった時に口元のコンプレックスをもたずに過ごせるでしょう。
⑪スポーツや楽器演奏も普段通りに楽しむことが可能
▶薄くて滑らかで弾性なので、転倒したりぶつかったりしてもマウスピースでお口の中など怪我をする心配は少ないです。ただし、ラグビーやボクシングのような強く噛み締めるスポーツは、マウスピースが破損する可能性があるので外した方が安全です。
⑫第二期治療(永久歯のみ生えている)がより短期に、より簡単に
▶第一期治療(乳歯と永久歯の両方が生えている時)の時に永久歯が入るよう歯列を広げているからです。
⑬咬み合わせの問題が悪化することを予防
▶お口の中のかみ合わせが反対だと上顎の成長を妨げ顔貌に支障を与えます。
⑭指しゃぶりや舌の突出癖などの習慣の改善をサポート
▶そのままにしておくと開口になる可能性が高いです。
デメリット
①年齢制限がある
▶︎だいたい6〜10歳くらいの子どもに当てはめられます。歯牙の状態により変わります。
②装着時間が長い
▶︎大人のインビザラインと同様、1日22時間の装着時間が推奨されています。
③ 子ども自身で自己管理が必要
▶給食のときにマウスピースを外す
▶ケースに保管する
▶食後に歯磨き
▶マウスピースをつける
この流れを毎日学校でしなければいけません。また毎日丁寧な歯磨きをし、マウスピースも綺麗にしなければいけません。洗浄剤を使えば綺麗になります。
④マウスピースの紛失
▶︎日常生活の中で、外食や旅行などで、マウスピースを取り外すことがあります。次のマウスピースとの交換まで期間がある状態でマウスピースを失してしまうと、治療計画基づいた歯の移動ができないことがあります。
⑤治療費が保険適用外
▶︎インビザライン・ファーストは健康保険が使用出来ない、自費治療となります。
⑥発音が最初の1〜2週間しにくい時期があります。(個人差あり)
インビザライン・ファーストの適応条件・適応症
第一大臼歯(永久歯の前から6番目の歯)を有し、切歯(前から2番目の歯、乳歯もしくは永久歯)の少なくとも2つの歯が2/3以上生えていること。また、少なくとも3/4顎 に乳歯(前から3、4、5番目の歯)またはまだ生えていない永久歯(前から3、4、5番目の歯)を2本以上生えていることが必要です。全ての条件方法が必要です。
-
軽度のガタガタ
-
軽度の反対咬合(受け口)
-
すきっ歯
-
過蓋咬合(ディープバイト)
- 開咬
⚠︎診断の結果、歯列を拡大するだけでは解決しないような骨格の問題がある場合は、適応外になることもあります。
お子様の歯並びで今大切なこと
①1期治療(6〜10歳前後)で歯と顎の発育をサポート
1期治療とは、6歳~10歳前後の患者様の顎の発育をサポートし、これから生えてくる永久歯のためのスペースを作り、同時に歯並びを整える治療のことです。
1期治療により、永久歯に必要なスペースを作り歯並びを整えることは、虫歯や歯周病の予防につながり、大人になってからもずっと使い続ける大切な永久歯をサポートします。
②効率的なアプローチ
インビザライン・ファースト矯正は、小さな歯にもフィットし、これから生えてくる永久歯用のスペースを確保できるよう設計されています。
顎の大きさを広げながら歯並びを綺麗に整えるインビザライン・ファースト矯正。顎の大きさを広げてから、歯並びを整えるという二段階ステップを踏むことが無いので、治療期間が長くて気になる方にもご利用いただけます。
③インビザライン・ファースト矯正×テクノロジー
治療開始前に歯の動きをシミュレーションし、治療のゴールをイメージすることができます。当社は1700万人以上の患者データに基づき、マウスピースの素材や歯を動かす仕組みを改良し続けています。
(2023年12月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)
インビザライン・ファーストの治療の流れ
①カウンセリングを予約
シミュレーションツールを用いてお子様の歯並びの変化を見ることも可能。矯正治療が始まる前にカウンセリング時に歯科医師に気になることは相談しておきましょう。
②精密検査を受ける
矯正治療を希望する場合は精密検査に進みます。お口の中の検査、お顔、お口の中の写真、レントゲン写真(パノラマ写真、CT 、セファロ)、矯正装置を作るために歯の型どりをします。
3D口腔内スキャナー(itero)によるデータは、石膏模型作成がいらないため、誤差のないより精密なマウスピースを製作することができます。
③治療を開始
歯医者で初めてマウスピースを受け取る時はマウスピースを装着し歯にフィットしているか確認します。
着脱方法、お手入れ方法、注意事項などの説明を受けます。この時に詳しく説明致しますので、親御さんと一緒に来院お願いします。
④定期的に歯科医院に通う
装着時間を必ず守り、治療計画に従って新しいマウスピースをつけ替えていきます。定期的に歯科医院に通い新しいマウスピースをセットをもらいます。
⑤保定
歯並びが綺麗に並び終わったら一定期間保定装着を装着し後戻りするのを防ぎます。
インビザライン・ファーストのQ&A
質問1:子供のマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」とは何ですか?
▶︎インビザライン・ファーストは、6~10歳の子供向けのマウスピース型矯正装置です。乳歯と永久歯が両方生えている時期(混在歯列期)に使用され、顎の成長をサポートし、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作ります。透明なマウスピースを使用し、目立ちにくいのが特徴です。
質問2:インビザライン・ファーストの使用における痛みはどの程度ですか?
▶︎インビザライン・ファーストは、マウスピース1枚あたり歯を最大0.25mm動かすため、痛みは少ないです。ゆっくりと歯を動かすことで、子供が感じてしまう不快感を最小限に抑えることができます。
質問3:インビザライン・ファーストと他の矯正装置との主な違いは何ですか?
▶︎インビザライン・ファーストは透明で目立たないのが特徴で、痛みが比較的少なく、治療期間は約1.5年です。これに対して固定式装置は目立つことがあり、やや痛みを伴い、治療期間は約2年です。拡大床(床矯正)は顎を広げることに特化していて、比較的痛みが少ないですが、治療期間は約2.5年で、1日14時間の装着が必要です。インビザライン・ファーストと床矯正を比べるとインビザラインファーストは取り外し可能で、日常生活への影響が少ないです。床矯正も取り外しできますが、喋りにくかったり(発音がしにくい)します。
質問4:自分でできる?
▶︎マウスピースのつけ外しは子どもでも簡単にできます。「必ず指で押して装着する」「外す時は奥歯から外す」のがコツです。学校でもできるよう歯科医院で教えてもらい、できない子はお家で練習してみましょう。子供は器用なので慣れたらつけ外しが早いです。
質問5:何日で慣れる?
▶︎マウスピースは薄くて弾性のため違和感が少ないので、慣れるのも比較的早いです。しかし、新しいマウスピースに交換した直後は、浮きや違和感が出ます。装着時間を守っていると2〜3日ほどで慣れるでしょう。
質問6:部活・体育・遊びも大丈夫?
▶︎部活・体育・遊びも、マウスピースをつけたままで大丈夫です。インビザライン・ファーストのマウスピースは薄くて滑らかで弾性なので、転倒したりぶつかったりしてもマウスピースでお口の中など怪我をする心配は少ないです。ただし、ラグビーやボクシングのような強く噛み締めるスポーツは、マウスピースが破損する可能性があるので外した方が安全です。装着時間の決まりは忘れずに、臨機応変に対応しましょう。
質問7:インビザラインファーストができない時は?
▶︎年齢や症例によっては対象外となることもあります。インビザライン・ファーストは難しくても、歯科矯正自体を諦める必要はありません。プレオルソや拡大床(床矯正)、ワイヤー矯正など、他の小児矯正や、大人になってからインビザライン矯正をするなど、様々な治療方法があるので検討しましょう。
質問8:歯列矯正は子どものうちに始めた方がいいの?
▶矯正治療には、永久歯が生え揃う前から治療をはじめる「第1期治療」と、永久歯が生え揃ってから行う「第2期治療」があります。矯正治療の理想的な開始時期は、お子様の歯の噛み合わせ状態や顎の成長具合などによって異なりますので、まずは、矯正医に相談してみることをお勧めします。
質問9:治療期間はどれくらいですか?
▶顎の成長や歯並びによって治療法や治療計画も異なり、またそれに応じて、治療期間も変わってきます。小児矯正治療は第1期治療(乳歯と永久歯が混在している)と第2期治療(永久歯のみ生えている)の2つの時期に分かれ、矯正治療を始める時期によっても治療期間が異なります。
質問10:歯並びは今はいいけど、将来悪くなることってあるの?
▶歯並びは様々な要因により変化する可能性があります。例えば子どもの頃の癖が歯並びに影響を及ばす場合や、噛み合わせに癖があって左右で噛む力が違うといった症状があったりすると、噛み合わせが変化し歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
質問11:子どもの指しゃぶりで歯並びは悪くなるって本当?
▶小さい子どもは指しゃぶりや唇を吸ったり噛む癖を持つことがあります。これにより歯や骨に外的な力が加わり、歯並びが変化することがあります。
質問12:子どものうちから不正咬合の予防はできる?
▶子どもの歯並びが悪くなる原因として、虫歯があげられます。そのため、虫歯予防をすることもとても大切です。また、指しゃぶりなどの癖が長い間続くことも不正咬合を起こす原因と考えられていますので、習慣や癖を見直して、早いうちに直せるようにしましょう。
[参考文献:歯科矯正学(医歯薬出版株式会社)P101-102]
質問13:子どもの歯並びで、すき間が多いけど大丈夫?
▶子どもの歯は人によって差異はありますが、すき間があるケースがあります。 これらは将来大人の歯が生えてくるスペースと考えられ、一概に異常とはいえません。 ですが、あまりにすき間が広かったり逆にすき間が全くなかったりする場合には、不正咬合である可能性も考えられるので、気になった場合は歯科医院に相談しましょう。
[参考文献:歯科矯正学(医歯薬出版株式会社)P68-69]
インビザライン・ファーストは早めに歯科医師に相談しよう
インビザライン・ファーストは子ども用のインビザラインです。
大人のインビザライン矯正と使い方は同じですが、歯列拡大(顎の成長)と歯並びを整えることが同時にできて、従来の小児矯正より治療期間の短縮が目指せます。
6〜10歳ころから始められるとされていますが、年齢よりも歯がどのくらい生えているかが重要なため、希望してもできないこともあります。
そのため、子どもの歯並びが気になったら早めに歯科医師に相談し、インビザライン・ファーストができるかどうか診断してもらいましょう。
安易に安い医院を選ぶのは人それぞれだと思いますが、当院はお勧めしません。再治療が必要になることが多いからです。以下に理由を挙げます。
安い理由
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