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コラム

歯茎からの出血

2024.06.03

歯ぐきの出血が止まりにくい場合に考えられる原因とは

歯ぐきの出血はおそらく誰でも一度は経験するものです。そのため、少し歯ぐきから血が出てもそこまで重く捉えることはないかもしれません。ですが、歯ぐきの出血が頻繁にある場合や止まりにくい場合には注意が必要です。
今回は歯茎の出血がよく起こる場合や止まりにくい場合に考えられる原因についてご紹介します。

ブラッシング方法にもポイントがあるのでお伝えします。

1.大きな虫歯があり歯茎の下まで進行している

虫歯が大きく、歯ぐきの下にまで進行している場合、その部分が歯肉の炎症により出血します。この場合、その部分に食渣が詰まって歯ブラシをすると痛んだり、その部分だけ出血したりするのが特徴です。

2.歯のかぶせ物がうまく合っていない

歯の被せ物が合っていない場合、その部分にプラーク(歯垢)がたま、その中の細菌が原因で、歯肉の炎症を起こします。この場合も、その部分だけに、出血が見られることが多いです。

3.根の先の炎症

歯根の中には、血管や神経が通っている穴(根管)があります。この中を治療すると、その部分に細菌が侵入することがあり、それが原因で、根の先に炎症を起こすことがあります。この場合、根の先を押すと痛みがあったり、出血したりします。

4.歯肉炎や歯周病など歯ぐきの病気で、歯ぐきが炎症を起こしている

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これが一番多い原因です。実は歯ぐきからの出血の原因のうち、90%以上が歯周病によるものなのです。歯磨きが不十分な場合、歯垢が歯ぐきと歯の間に溜まり、歯垢に付いている細菌が歯ぐきに沈着、侵入します。その最近の出す毒素と、歯肉の防衛反応が炎症として現れ、出血となります。初期の頃は、炎症は歯肉の中だけにとどまっていますが、進行すると、歯の周りの骨も溶かしていきます。歯周病は若年者に多くみられる歯肉炎、中年以降に多くなってくる歯周炎があり、どれも歯ぐきの炎症がある場合に見られます。また炎症が強くなっている場合には、少し触れただけでも出血します。特に女性はホルモンバランスによって歯周病のリスクが高まり、妊娠中などには特に歯茎からの出血が起こりやすくなります。

歯周病とは

まず、歯周病は歯と歯肉(歯茎:歯ぐき)の境界にあるポケットと呼ばれる溝の中で歯周病原細菌(歯肉縁下プラーク)が増殖し,その細菌の感染によって炎症が生じて,発症・進行するものです。
初期の歯周病を歯肉炎,進行したものを歯周炎と呼び,歯周炎になるとさらにポケットが深くなり,病変が悪化します。

プラークの増加と嫌気性菌の増殖が主な病因

プラークとは? - 渋谷駅から徒歩1分|インビザライン矯正│渋谷宮下パーク歯科・矯正歯科

歯肉縁下プラーク中の細菌が歯周病の主な病因であることが明らかになったのは、ここ 30~40年間のことであり、その結果、歯周病の発症は歯肉縁下プラークの量が増えることに加え、プラークを構成する細菌の質が変化すること、つまり歯周ポケット内に空気を嫌う嫌気性菌が増殖することが明らかになりました。
歯肉縁下プラーク1ミリグラム中には1億から10億個の細菌が生息します。ポケットの中で細菌は浮遊状態で存在するのではなく、他の多くの細菌と凝集塊を作り,細菌が産生する糖に包まれてバイオフィルムと呼ばれる塊を形成します。バイオフィルム中の細菌は白血球や抗体などの攻撃や抗生物質等からも防御され、歯周病が慢性化する要因になっています。

全身疾患への移行

また塊のまま剥離すると、全身へと拡散して遠隔の臓器に傷害を与え、全身疾患の原因となることが明らかになってきました。
また近年、歯周病原細菌の菌体成分や代謝産物が直接的に歯周組織に傷害を与える直接作用以外に、宿主の免疫応答や代謝を撹乱し、過剰な免疫、生物学的反応を誘発して、組織傷害を導く間接作用が重要な病因であることが分かってきました。

自覚症状がないことで病状進行

歯周病は虫歯とは違い、進行する過程でほとんど痛みを伴わないため、自覚症状が少なく、症状が出現したときには非常に歯周病状が進んでいる場合が少なくありません。
そのため,気付いた時には重度の歯周病に罹患し、抜歯しなければならないケースが多々見られます。歯周病の治療は,以前は対症療法が主なものでした。対症療法というのは歯肉が腫れたら投薬したり切開を行い,歯石が沈着したら歯石を取るなどといったその場限りの治療法のことです。
しかし,歯周病の原因が除去されていないために,根本的な治療法にはなり得ませんでしたが,最近では「歯周病の原因を除去する」といった主な治療法となり、歯周病の治療が一段と進歩していきました。 その中でも重要なのは、歯科医や歯科衛生士による「歯ブラシ指導」と患者さんの口腔衛生に対する「意識を向上させる指導」「患者さま自身で行うセルフケア」が重要となっています。

意識の向上がポイント

歯ブラシ指導は歯ブラシのテクニックの指導のことですが、歯ブラシを「毎日頑張ってやろう!」いう意識の向上がなければ、正しい歯ブラシを行うことはできません。
つまり、プラークや歯石を歯科医院で除去するのではなく、プラークの成り立ちや歯石が沈着する原因を患者さんに説明し、まずプラークや歯石が付かない口腔内環境を作り出すことが重要です。

検査方法と治療

歯周ポケットの測定

歯周病の治療を健康保険で行う場合は「歯周病の診断と治療のガイドライン」の指針に従って進めます。始めに歯周検査を行い、検査結果を基に診断名を決め、治療計画を立案して計画的に治療を行います。
治療の区切りには、必ず歯周組織検査を行い治療効果を判定(再評価)をします。そのため検査を再度行うことになります。

見た目と進行度が異なる

過去には歯周組織検査を行わなくても、視診や触診で歯周病の診断や治療方針の決定が可能だと考えられていた時代もありました。しかし、見た目と進行度が異なることが多いので歯周組織検査とエックス線検査の結果を組み合わせて適切な診断を下すことが重要となります。見た目に問題がなくてもエックス線写真を撮影すると進行している事も多々あります。

根気よく続ける

効果は歯ブラシを始めて数週間後に現れるため、毎日根気強く続けることです。症状がすぐに現れない為、辞めたく気持ちも分かりますが、歯科医院でのプロフェッショナルケアだけでは、完治することは難しいです。歯周病の治療は傷が少しずつ治るのと同様に、治療に多くの時間がかかります。症状により異なりますが、約半年ほどかけて治療をし、その後の定期検診は一生です。このように患者さんにとっても、歯科医にとっても歯周病の治療は長く険しいものですが諦めず根気よく続けることが大事です。

歯周病以外に歯ぐきの出血を起こす原因

歯周病にかかっていなくても、以下のような原因によって歯ぐきから出血が起こりやすくなります。歯周病でないのに出血が起こる場合、重大な病気が関わっていることもあるため、注意が必要です。また、このような場合、歯茎以外の出血や内出血も起こりやすくなります。

【全身性疾患】

・急性白血病

・特発性血小板減少性紫斑病

・血友病

・播種性血管内凝固症候群

・壊血病

・再生不良性貧血

といった血液系の病気がある場合、血が止まりにくくなることがあります。

また、

・ネフローゼ症候群

・肝機能障害(肝硬変、急性肝不全)

・脾腫

といった病気でも血が止まりにくくなることが稀にあります。

【薬の副作用】

ワーファリン(血液をサラサラにする薬)、小児用バファリンなどを服用している場合にも血がなかなか止まりにくいです。

歯ぐきの構造

歯周組織は歯頸部(しけいぶ)を取り囲み咀嚼力に対応して、歯の破折や口腔内の異物、さらに「食べかす」が歯槽に進入を防ぐ働きがあります。このうち歯肉は歯頸部周囲と歯槽骨を被う上皮性の粘膜で骨側は厚く角化(かくか、上皮が幾層にも重なり、丈夫な層を形成すること)しています。歯と上皮の間に出来る溝を歯肉溝(しにくこう)と呼び、細菌が繁殖することで歯周病の原因となることが多いのです。この歯頸部を取り囲む上皮と歯冠形態の変化が「食べかす」の溜まりを招き、そこに菌が繁殖し(プラークと呼ばれます)、歯と歯肉の間に蓄積してしまいます。咀嚼運動には肉や歯周組織に機械的な刺激を与え、「食べかす」を除去する効果もあります(図3- a, b,c)

ブラッシング方法

歯ブラシ09 | フリー素材ドットコム歯ぐきからの出血は歯と歯ぐきの境目にプラーク(汚れ)が溜まってしまって起こっていることがほとんどです。このまま放置すると出血を起こし、虫歯になり、歯周病になり、最終的には歯が抜けてしまいます。そうならないように普段から毎食後歯磨きをする事をおすすめします。

ほとんどの方がが歯の表面はきれいに磨けています。しかし、歯と歯ぐきの境目、歯の裏側、下の前歯の裏側は磨きにくく(歯ブラシの毛先)、磨き残しが多いと考えます。

今から磨き残しが多い部分のブラッシング方法についてお伝えしますので是非一度実践してみてください。

・歯と歯ぐきの境目のブラッシング方法(バス法)

歯の磨き方 - 香川県高松市浜街道沿いの歯科・歯医者 はる歯科診療室

→歯ブラシの毛先を歯の表面に当て歯面に対して45度の角度にします。歯ブラシの毛先を歯ぐきの中に少し入れる事で歯ぐきの中(歯周ポケット)にまで毛先が届き、1本ずつ小刻みに動かすことで歯周ポケットの中にあるプラーク(汚れ)をよりきれいに取り除くことができます。

・歯の裏側のブラッシング方法(バス法)

→奥歯のまわりは磨きにくく歯ブラシが届きにくいため、磨き残しの多いところです。歯ブラシのヘッドが小さいのを選ぶと磨きやすいです。また大きなお口を開けてほっぺた側の奥歯を磨く時は軽く(少し)お口を閉じてきてから磨くとほっぺたの筋肉が緩むので磨きやすくなります。

上記と同じように歯ブラシの毛先を歯の表面に当て歯面に対して45度の角度にします。歯ブラシの毛先を歯ぐきの中に少し入れる事で歯ぐきの中(歯周ポケット)にまで毛先が届き、1本ずつ小刻みに動かすことで歯周ポケットの中にあるプラーク(汚れ)をよりきれいに取り除くことができます。奥歯の裏側は歯ブラシの毛先がきちんと届いているか確認してから動かすようにしましょう。

・下の前歯の裏側の磨き方

下の前歯の裏側は、唾液の分泌腺があり、歯石がつきやすい場所です。そして磨きにくいところです。前歯の裏はハブラシを縦にして、毛先を歯の裏にしっかり押し当てて、1本ずつ小刻みに上下に動かして磨きましょう。下の前歯の裏側は、ハブラシのかかと(後ろ)を使うと、うまくみがけます。

・歯並びが悪いところの磨き方

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歯並びに凹凸があると、その部分にハブラシが届きにくいものです。ハブラシを縦にして、1本ずつみがきましょう。またタフトブラシを使うとより汚れが取れます。タフトブラシの使い方などをご説明しますね。

タフトブラシとは

Blog:歯界良好: 歯ブラシ類ラインナップ・3 タフトブラシ

タフトブラシとは、歯を一本一本磨くための小さな歯ブラシで、通常の歯ブラシとは違い毛先が小さくまとまり、隙間や奥歯にも届きやすい形状になっています。

タフトブラシの使用をおすすめの方

歯並びの関係で歯と歯が重なって磨きにくい箇所がある方や、奥歯の磨き残しをピンポイントでケアしたい方におすすめです。歯の矯正器具を使用している方も、タフトブラシなら器具の隙間から磨くことができます。

・歯並びが悪い方

歯並びの悪い歯列は、歯同士が重なっているといった理由で、どうしても磨き残しが発生しやすくなります。磨き残しがあるとプラークを落とし損ねるリスクが上昇するため、タフトブラシで届きにくいポイントを磨くことをおすすめします。

・歯列矯正を行なっている方Niềng răng mắc cài kim loại - Lựa chọn của mọi người

歯列矯正では、口のなかに矯正装置を取り付けます。装置が装着された状態で食事を行うと、装置の間に汚れが残りやすくなります。矯正と歯の重なった部分などの歯ブラシが届きにくい部分には、タフトブラシを使用するようにしましょう。

・親知らずが生えている方

現代の人々の顎は小さくなっているため、親知らずがまっすぐきれいに生えてこないケースが増えています。親知らずが埋まっていたり横向きに生えていたりすると、磨き残しが発生しやすくなります。タフトブラシを使用し、親知らずに残った汚れをしっかりと磨きあげるのがおすすめです。

・乳歯から永久歯への生え変わりがある方

6歳から12歳ごろの、歯の生え変わり時期にある子どもにもタフトブラシはおすすめです。生え変わりの時期は、歯並びが複雑になりやすいためです。

子ども自身が行う歯磨きだけでは、どうしても磨き残しが発生しやすくなります。とくに歯が抜けた場所の付近の歯や、生えている途中の歯、歯並びがでこぼこしている部分は、歯ブラシだけだと十分に磨くのが難しいポイントです。

上記のポイントについては、歯磨きのあとに保護者の方がタフトブラシを使って仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。

タフトブラシの選び方のポイント

TePe Toothbrushes & Interdental Brushes | Smile Boosters

以下3つのポイントに注目しましょう。

⚪︎毛先の形

⚪︎毛の長さ

⚪︎毛の硬さ

【毛先の形】

毛先の形が大きく分けて2種類あります。

一つ目は、円錐・鉛筆のような形になった「山型」です。山型は先端が細まった形状になっているため、狭いスペースにもしっかりと届くのでおすすめです。

二つ目は、平らな形状になった「平型」です。平型は歯肉にフィットしやすく、歯ぐきの中(歯周ポケット)の奥のほうに残ったプラークをかき出すのに向いています。

【毛の長さ】

タフトブラシは、商品によって毛の長さも異なります。

毛が短いタフトブラシ(5ミリくらい)のメリットは、汚れを取る際に力の調節が行いやすいという点です。対して毛が長いタフトブラシ(1センチ以上)には、歯周ポケットの奥深くまでアプローチしやすいというメリットがあります。

【毛の硬さ】

普通の歯ブラシと同じように硬さにも違いがあります。硬さは「やわらかめ」・「ふつう」・「かため」の3種類にわかれているケースがほとんどです。かためは歯周ポケットの中などの細かな部分を掃除するのに適しています。また硬いため力の入れすぎには注意が必要です。力を入れすぎると歯ぐきが下がったり歯ぐきを傷つけてしまいます。やわらかめは歯肉を傷つける心配が少ないため、歯肉炎や歯周病になっている方、歯肉からの出血が見られる方におすすめです。百均にも売っているのでたくさんのタフトブラシを試し、自分に合った1本を探してみてください。またわからない場合は歯科医院にてご相談いただければお答えしますのでよければご相談してください。

Q&A

Q.歯ブラシの時に出血したり、しなかったりするのですが、どうしてですか?

A.歯ぐき(歯肉)に炎症が起きていると、食物や歯ブラシ程度の刺激でも歯肉から出血しやすくなります。ただし、歯肉に炎症があっても、歯ブラシが歯肉に当たっていない時は出血しないでしょうし、喫煙などの要因で出血しにくくなっている場合もあります。
歯磨き時に出血したことに気づいたならば、早めの歯科受診をお奨めします。

Q.歯磨きすると毎回、歯茎から出血するのですが、、、

A.このような方は放っておいてはいけませ。歯周病がかなり進行している場合があります。
放っておくと歯が抜け落ちてしまう恐れがあります。
中等度~重度まで進行してしまった場合セルフケアでは治りません。必ず歯科医院で治療を受けましょう。

Q.歯茎から出血した血の臭いがするのですが、、、

A.歯茎から出る血が臭いのは歯周病が原因だと考えられます。歯周病菌は不快な臭いを発生するのも特徴です。
例えると、生ごみの臭いや、玉ねぎのような臭いがします。臭いは順応していくのでご自身では気付きにくくなっていきます。「なんだか臭うな・・。」と感じればすぐに医院へかかりましょう。

Q.寝ている間に歯茎から出血があります

A.夜間の食いしばり、歯ぎしりも関係があります。歯周病とは咬合力がかかれば進行は早くなります。最大の原因はプラークですが、咬合力と歯周病は近い関係にあります。
夜間時に起きていることは無意識下なので自然で良くなることはありません。夜間用のマウスピースの製作、またはボトックス注射等が治療法であります。

Q. 妊娠中に歯茎から血が出てくるのですが、、、

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女性ホルモンが増加した環境を好む菌がいます。
妊娠時はつわりや辛い症状が多くブラッシングが難しくお口の中でも急激な変化が起きやすいです。プラークに起因するものなのでまずはブラッシングが有効です。しかし、妊娠中に歯周病が悪化すれば早産・低体重児出産の可能性があります。
出産後は減少していく細菌で、症状が治まることもありますが妊娠中のお口のお手入れは、とても重要です。妊娠中期以降のタイミングでお体に無理がなければご来院ください。

まとめ

歯ぐきの出血がある場合のほとんどは、歯の周り、歯と歯ぐきの境目に歯垢(プラーク)が溜まっていて歯ぐきに炎症を起こしているケースです。この場合には、出血する部分の歯と歯茎の境目を、やわらかめの歯ブラシで念入り(弱い力)に磨くことで、2、3日もすれば落ち着いてくると考えます。もしそれでも全く落ち着かない場合や不安な方、もしくは出血の量が多すぎる、なかなか血が止まらないという場合には、単なる歯ぐきの炎症が原因ではなく、全身的な病気が関係している可能性がある。または、歯石が溜まっていて歯ぐきの炎症がなかなか取れなくなっていることも考えられます。いずれにしても、このような状況は放置しない方がいいので、異常な出血が見られる場合には、早めに歯科を受診されることをおすすめします。

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