石野歯科医院
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メインテナンスについて

2024.06.08

メインテナンスとは

Patient Information – David Alley Dental

メインテナンスとは歯周病を再発、進行させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。

治療が終了した後は、3~6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯周ポケット)に歯ブラシの毛先が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞(歯垢の蓄積)し、いずれ歯石になり歯周病が再発します。

したがって、この細菌の停滞(歯垢の蓄積)を定期的に除去し続けることで歯石にもならず、歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。歯磨きを拡大すると、こんな細菌が・・・。いまさら聞けない、細菌・歯磨き・プラークコントロールのこと | どくらぼ

細菌の集団である歯垢(プラーク)は、毎日の適切なブラッシングでほとんど(約60%・フロスなどの補助的清掃用具だと86%)除去することが出来ます。しかし深い歯と歯ぐき(歯周ポケット)の中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これらは歯科医院にて専門的なクリーニングを行なうことによって除去することができます。

歯周病は再発の多い病気といわれています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。治ったとしても溶けてしまった骨が完全に元通りに戻るわけではなく、ほとんどが歯と歯肉がそっと寄り添うような形で治っているのにすぎません。油断は禁物なのです。ブラッシング不足や、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットがさらに深くなります。そして容易に再発をおこします。

また残念ながら治療に限界があるため、部分的に治りきらないところが残ることもあります。しかしそのような部位でもメインテナンスを継続することにより、歯周病の進行を食い止めることができます。

【メインテナンスでお口から全身の健康の維持・改善】

8020運動 | イベント・活動

健康な口腔内の指標に「8020運動」があります。8020運動とは、厚生労働省と日本歯科医師会が提唱した「80歳でも自分の歯を20本保とう」という運動です。

ご自身の歯を長期間残すために、歯を失う2大要因である「むし歯」と「歯周病」を予防しなければなりません。むし歯や歯周病は歯を失うだけではなく、全身疾患にも深い関わりがあることがわかっています。むし歯や歯周病の原因の菌が歯ぐきの中の血管から侵入し全身をめぐって、心筋梗塞、心内膜炎、脳梗塞などを引き起こします。歯周病が悪化すると血糖コントロールが乱れその結果、歯周病は糖尿病の合併症のひとつとなるのです。また最近では関節リウマチも歯周病と相互の関係になることがわかりました。

このことから、メンテナンスで口腔内の健康を守ることは、全身疾患の予防にもつながるといえるでしょう。

【メインテナンスの手順】

【歯科医監修】虫歯のリスクは3歳までに決まる? 指しゃぶりは歯並びに影響する? 子供の歯に関するQ&A | はいチーズ!clip

メインテナンスはどのようなことをするのでしょうか?

メンテナンスでは、口腔内の状態にあわせて健康維持のために必要な予防処置を歯科医師・歯科衛生士が行います。

歯周病の検査:歯科医師・歯科衛生士が歯と歯ぐきの境目(歯周病ポケット)を測定し患者様に結果の報告、指導を行います。

スケーリング:歯科医師・歯科衛生士がお水が出る超音波の機械を使い歯石、プラーク(歯垢)着色の除去を行います。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング):歯科医師・歯科衛生士が専用の機械とブラシを使い機械的歯面清掃を行います。

PTCプロフェッショナル・トゥース・クリーニング):歯科医師・歯科衛生士が歯ブラシやフロスを用いてプラークを除去していくもので、全歯面を清掃するのではなくプラークのついている部分のみを清掃を行います。

TBI(歯磨き指導):歯科医師・歯科衛生士が来院してもらった時に歯のどの部分が汚れていたかなどを患者様にお伝えし磨き方やフロスなどの使い方をご説明します。※磨き方がわからない、フロスの使い方を教えてほしい、歯医者のおすすめの歯磨き粉、歯ブラシが知りたいなど歯のことならぜひお聞きください!

虫歯チェック ふりー画像 歯科 に対する画像結果

歯科医師のむし歯チェック:メインテナンスの最後には歯科医師によるむし歯がないかというチェックがあります。その時にむし歯があれば次回の予約をしてもらいます。むし歯がなければ数か月後にまた歯の掃除(メインテナンス)の予約を取ってもらいます。

メインテナンスのQ&A

Q.メンテナンスは何のために行う?

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A.歯のメンテナンスは、むし歯や歯周病などの疾患を予防し、健康な口腔内の状態を維持する処置です。口腔内の健康状態を維持するには、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、患者さま自身が行うセルフケアを両立することが重要です。メンテナンスにおけるプロフェッショナルケアでは、プロ(歯科医師・歯科衛生士)による予防処置が行われます。さらに、メンテナンスでは正しい歯磨きや生活習慣に対するアドバイスが受けられます。毎日のセルフケアに反映することで、プロフェッショナルケアとあわせてさらなる効果を発揮できると考えます。

Q.歯周疾患を治すことはできますか?

A.歯周疾患の原因は歯周病原菌ですので、これをコントロールすることが主な治療・予防になります。軽度の歯周疾患は、簡単な歯周基本治療で完治できます。中等度以上の歯周病になると治療が複雑になりますが、歯周基本治療に加え外科処置、再生療法などで治癒させるとができます。ただし、重症度が増すと治すことが不可能になり、抜歯せざる得ない場合もあります。是非、歯科医院での早期の治療をお勧めします。

Q.治療が終わっても歯科医院には定期的に行ったほうがいいの?

歯医者・歯科クリニックの治療室 | フリー素材ドットコム

A.痛みがある、ないは関係なく病気になる前に定期的に歯科医院に健診に行くことは非常に大事です。病気(歯周病やむし歯など)を早期発見し、未然に防ぐことが健康の基本です。
個人の歯ぐきの状態によってさまざまですが、歯科医による歯ぐきの健康診断に加えて1ヵ月ごとから年に2~3回は定期的に歯科医院に行くようにしましょう。受診する間隔は、その方のお口の状態にもよりますので、歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。

Q.定期的なメインテナンスは必要ですか?

A.必要です。歯周病は感染症で再発のしやすい病気です。セルフケア(ブラッシング)だけでは、完全に歯垢を除去することは困難です。セルフケアで除去しきれない、歯垢や歯石を専用の器具できれいに取り除くプロフェッショナルケア必要になります。毎日のセルフケアと定期的に専門的なクリーニングを受けメインテナンスを継続していくことが大切です。メインテナンスは重要な歯周治療の一部分なのです。

Q.歯垢(プラーク)って何でしょうか?

歯垢(プラーク)は菌塊!歯周病や虫歯の原因 | 松戸の歯医者ありす歯科

A.歯垢はプラークとも呼ばれ、歯に付着している白または黄白色の粘着性の沈殿物で、非常に多くの細菌とその産生物(バイオフィルム)から構成されています。
また歯垢は強固に歯に付着しているだけでなく、薬品だけでは除去しにくい状態になっていますので、健康な状態を維持するためには、付着した歯垢をしっかりと歯ブラシなどで除去することが必要です。

Q.メインテナンスを途中で中断したのですが・・・

A.メインテナンスも重要な歯周治療の一部分です。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。したがって、この細菌を除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はご自身のブラッシングだけでは除去できませんのでメインテナンスを途中で中断した場合、歯周病が再発したり、新しいむし歯が発生して、以前に行った治療の効果が失われてしまいます。歯科衛生士による専門的なクリーニングを受け定期的なメインテナンスを継続していくことが歯周治療のゴールとなります。

Q.歯周疾患を予防することはできますか?

A.原因は歯周病原菌です。歯周病原菌を除去することによって、予防することができます。歯科医師や歯科衛生士から、歯周病原菌の除去法(ブラッシング法)を指導してもらうことが効果的です。

Q.電動歯ブラシだけで歯周病予防は万全ですか?

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A.電動歯ブラシも手動歯ブラシも同じブラッシングの道具です。正しく使うことが大切で、どちらが効果があるとはいえません。また個人差はありますが、確かに歯ブラシだけでは磨ききれない場所は出てきます。たとえば歯と歯の間などがそうでしょう。このような場所にはデンタルフロスといった補助的な道具が必要になります。ただし高齢や病気などの理由で、手が動かしづらい場合には電動歯ブラシは、効果的な道具となるでしょう。

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