さくら先生が乳歯の5つの役割を解説するマンガシーン

乳歯と永久歯の役割 ― なぜ乳歯を大切にするの?生え変わりの仕組みと注意点

この記事のポイント

  • 乳歯は20本あり、生後6ヶ月〜2〜3歳で生え揃う「仮の歯」ではない
  • 虫歯リスクは1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月で決まる(ミュータンス菌の母子感染)
  • 6歳臼歯は永久歯の土台で最重要。生えたらすぐケアを
  • 乳歯が生えた時が歯医者デビューの目安(生後6〜8ヶ月)

「乳歯はどうせ抜けるから大丈夫」と思っていませんか? 実は乳歯は永久歯の誘導・顎の発達・発音補助など重要な役割を担っています。今回は石野歯科医院天王寺区・四天王寺前夕陽ヶ丘)の歯科衛生士が、乳歯と永久歯の仕組みをわかりやすくマンガで解説します。

マンガで解説

乳歯と永久歯の役割をマンガで学ぼう(音声ガイド付き)

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乳歯って大事なの?

表紙:さくら先生とケンタくんが乳歯と永久歯について話しているシーン
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乳歯ってなに?基本を知ろう

乳歯20本の図解と生後6ヶ月からの萌出時期を説明するパネル
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乳歯の5つの大切な役割

乳歯の5つの役割(咀嚼・発音・顎の発達・永久歯誘導・審美性)を解説するパネル
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虫歯リスクは1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月で決まる

1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月の虫歯リスク期とミュータンス菌の母子感染を説明するパネル
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生え変わりの仕組み

永久歯が乳歯の根を溶かして生え変わる仕組みを説明するパネル
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6歳臼歯は特別!見落とさないで

6歳臼歯(第一大臼歯)の重要性と磨きにくい理由を解説するパネル
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生え変わり期のケア方法

生え変わり期の虫歯予防、フッ素・仕上げ磨きの方法を解説するパネル
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まとめ:乳歯から始まる一生の歯の健康

乳歯ケアのまとめと歯医者デビューのタイミングを解説するパネル
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乳歯って大事なの?ケンタ: 乳歯って、どうせ抜けるし、大事にしなくていいよね?さくら先生: それ、大きな誤解ですよ!
乳歯ってなに?基本を知ろうナレーター: 乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、2〜3歳までに全部で20本生え揃います。さくら先生: 乳歯は「仮の歯」ではありません。重要な役割を担っているんですよ。ケンタ: 20本も! 知らなかったです。
乳歯の5つの大切な役割さくら先生: 乳歯には咀嚼・発音補助・顎の発達促進・永久歯の誘導、そして審美性の維持、5つもの大切な役割があるんです。ケンタ: 乳歯がそんなに重要だったんですね!ナレーター: 乳歯が健康だと、永久歯も正しい位置に生えやすくなります。
虫歯リスクは1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月で決まるさくら先生: 実は、お子さんの虫歯リスクは1歳7ヶ月から2歳7ヶ月の間にほぼ決まってしまいます。ケンタ: えっ、そんなに早く?なんで?さくら先生: 虫歯菌のミュータンス菌が親から赤ちゃんに感染するからです。だから妊娠中から口内環境を整えることが大切なんです!ナレーター: 早めのケアで、お子さんの一生の歯を守ることができます。
生え変わりの仕組みさくら先生: 歯の生え変わりはすごい仕組みなんですよ。まず顎の中で永久歯がゆっくり成長します。さくら先生: 永久歯が大きくなると、乳歯の根を少しずつ溶かしていきます。根がなくなるとグラグラして自然に抜けるんです。ケンタ: なるほど!自然に抜けるよう設計されてるんですね!ナレーター: 乳歯は永久歯に根を溶かされて、自然と道を譲るのです。
6歳臼歯は特別!見落とさないでさくら先生: 6歳頃、乳歯の後ろに生えてくる第一大臼歯、いわゆる6歳臼歯は特に大切ですよ。ケンタ: なんで特別なんですか?さくら先生: 永久歯の中で最も大きく、噛む力も最強。でも生え始めは他の歯より背が低くて磨きにくいんです。汚れが残りやすいので、生えてきたと気づいたらすぐケアを!ナレーター: 6歳臼歯は噛み合わせと歯並びの土台となる、生涯現役の永久歯です。
生え変わり期のケア方法さくら先生: 生え変わりたての永久歯は歯質がまだ未熟で、虫歯になりやすいんですよ。ケンタ: えっ、永久歯なのに!?さくら先生: そうなんです。タフトブラシで奥歯の溝まで磨いて、仕上げ磨きは小学校から中学校まで続けましょう。そしてフッ素入り歯磨き粉と定期的なフッ素塗布が最強の組み合わせです!ナレーター: 生え変わり後2〜3年は特に注意。毎日のケアが一生の歯を守ります。
まとめ:乳歯から始まる一生の歯の健康さくら先生: まとめです。乳歯は20本、絶対に大切にしましょう。虫歯リスクは1歳7ヶ月から2歳7ヶ月が分岐点。そして6歳臼歯を見落とさないこと。ケンタ: わかりました! 乳歯って本当に大事なんですね。さくら先生: 乳歯が生えた時が歯医者デビューのタイミングです。早めに歯科医院に慣れておくと将来もスムーズですよ!ナレーター: 乳歯から始まる、一生の歯の健康。今日から始めましょう。

乳歯・永久歯の萌出時期と生え変わり早見表

歯の種類 部位 乳歯 萌出時期 永久歯 萌出時期 生え変わり時期
中切歯 生後6〜10ヶ月 6〜7歳 5〜6歳
中切歯 生後8〜12ヶ月 7〜8歳 6〜7歳
側切歯 生後7〜16ヶ月 7〜8歳 7〜8歳
側切歯 生後9〜13ヶ月 8〜9歳 7〜8歳
犬歯 生後16〜23ヶ月 9〜10歳 9〜10歳
犬歯 生後16〜22ヶ月 11〜12歳 10〜12歳
第一乳臼歯 生後12〜18ヶ月 10〜12歳(第一小臼歯) 10〜11歳
第二乳臼歯 生後20〜31ヶ月 11〜12歳(第二小臼歯) 10〜12歳
第二乳臼歯 生後25〜33ヶ月 10〜12歳(第二小臼歯) 10〜12歳
第一大臼歯(6歳臼歯) なし(乳歯なし) 6〜7歳 生え変わりなし
第一大臼歯(6歳臼歯) なし(乳歯なし) 6〜7歳 生え変わりなし
第二大臼歯 なし(乳歯なし) 11〜13歳 生え変わりなし
第二大臼歯 なし(乳歯なし) 12〜13歳 生え変わりなし
親知らず(第三大臼歯) 上下 なし(乳歯なし) 17〜21歳(個人差大) 生え変わりなし
乳歯合計 上下 20本 (永久歯の誘導役) 全て生え変わる
永久歯合計 上下 28〜32本(親知らず含む) 6〜21歳にかけて萌出 生え変わりなし
注意:6歳臼歯 上下 生え変わりなし・乳歯の後ろに新規萌出 6〜7歳 虫歯になりやすい要注意
注意:生え変わり期間 5〜12歳頃(約7年間) 混合歯列期と呼ぶ 定期検診が特に重要
歯科受診の目安 乳歯萌出時 生後6〜8ヶ月(初デビュー) その後3〜6ヶ月毎 フッ素塗布推奨
仕上げ磨きの期間 小学校低学年まで 保護者による毎日の仕上げ磨き 中学生まで継続推奨 電動歯ブラシ併用可
フッ素の活用 乳歯・永久歯 両方 歯磨き粉(フッ素1000ppm推奨) 歯科でのフッ素塗布 塗布間隔:3〜4ヶ月毎
シーラント 第一大臼歯・第二大臼歯 6歳以降 早期推奨 奥歯の溝を樹脂で埋める予防処置 保険適用(条件あり)
ミュータンス菌の感染予防 1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月 親からの感染を防ぐ時期 食器・箸・スプーンの共用を避ける 保護者の口腔ケアも重要
乳歯の早期抜歯リスク 全乳歯 外傷・重度虫歯で早期喪失 隣接歯が移動しスペース消失 保隙装置が必要な場合あり
不正咬合のリスク 乳歯列期〜混合歯列期 虫歯による早期喪失が原因 永久歯の萌出スペース不足 矯正治療が必要になる場合あり

乳歯とその役割

乳歯とは子供の時に萌出(生えて)してくる歯のことです。上下あわせて20本あり生後6か月頃から萌出が始まり、2~3歳までに生え揃います。乳歯には以下のような役割があります。

乳歯の役割

乳歯は永久歯が萌出するまでのあくまでも前段階ではなく、以下のようにさまざまな役割を担っています。 咀嚼機能 :食物を適切に噛み砕く役割を担います。 発音補助 :正しい言葉の発音をサポートします。 顎の発達促進 :適切な顎の成長を促します。 永久歯の誘導 :乳歯は永久歯と同じように噛むことが第一の役割です。しっかり噛むことで 審美性の維持 :子どもの笑顔を美しく保ちます。

乳歯の萌出の時期

乳歯は基本的に上下合わせて前歯8本、乳犬歯4本、奥歯8本で、合計20本萌出します。萌出の時期は赤ちゃんによって少しずつ個人差があり、異なります。平均的な萌出の時期は、前歯から順にまず生後6~8ヶ月頃から始まり、前歯が萌出後奥歯の乳歯も順に萌出してきます。

乳歯のトラブルがもたらす影響

乳歯のトラブルは、一時的な問題で済むと思われがちですが、実際は以下のような将来の口腔機能に深刻な影響を及ぼす場合があります。

  • 不正咬合 :歯並びの乱れによる噛み合わせの問題
  • 発音障害 :正しい発音が困難になる
  • 顎関節症 :顎の痛みや開閉口障害
  • 審美的問題 :見た目の変化による自信の低下

上記の問題は、子どもの成長期だけでなく、成人になってからも影響を及ぼすことがあります。つまり、乳歯の健康を守ることは、生涯にわたる口腔の健康を守ることにつながるのです。

乳歯からの虫歯予防

お子様が虫歯になりやすいか、なりにくいかは2歳半頃までに決まってくるといわれています。生まれたばかりのお子様の口腔内には虫歯菌はいません。お子様の虫歯の主な原因は母子感染が多いといわれており、生後、母親の唾液を介して虫歯の原因菌となるミュータンス菌が感染し、虫歯になる事が多いです。虫歯に感染しやすい時期は生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間といわれています。この時期に虫歯菌に感染したお子様はその後も感染しやすくなります。つまりこの時期に一生の虫歯リスクが決まってしまいます。そのため、赤ちゃんがお腹の中にいる妊娠期にはお母さんの口腔内のミュータンス菌をできるだけ少なくし、赤ちゃんの将来の虫歯予防を行うことが大切です。

乳歯のケア方法

乳歯のケアは、早い段階から始めることが重要です。歯が生え始めたら、まずは湿ったガーゼでお手入れを行い、徐々に柔らかい歯ブラシに移行して、優しく磨いてあげましょう。特に奥歯の溝は虫歯になりやすいので、丁寧に磨くことがポイントです。また、子どもが自分で歯磨きをする際には、大人が見守りながらサポートしてあげ、お子様自身で磨いた後、保護者の方が仕上げ磨きをするようにし、磨き残しの無いようにしましょう。仕上げ磨きは小学校~中学校あがるまでしてあげるのが理想です。

永久歯の萌出の時期・時期

6歳頃にまず下の前歯が生え、ほぼ同時期に大臼歯が生えてきます。続いて7〜8歳頃に上顎の前歯が生え、8〜9歳頃に前歯から奥歯の順に生えてきます。奥歯が乳歯から永久歯に生え変わるのは、10〜11歳頃で、12〜14歳頃には永久歯が生え揃います。親知らずが生える場合は、17歳頃から21歳頃に生え揃います。

歯の生え変わりの仕組み

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① 顎の中で永久歯が乳歯の下で、時間をかけてゆっくり成長しています。 ② 永久歯の成長に伴い、乳歯の根が少しずつ溶かされていき根が吸収されていきます。 ③ 乳歯の根が吸収され溶けてなくなると、グラグラして抜け落ち、永久歯に生え変わります。

乳歯から永久歯へ生え変わる時に注意しておきたいこと

乳歯や永久歯の萌出の時期には個人差がある

一般的な生え変わりの時期は、乳歯は2歳半~3歳くらいまでに全て生えそろい、その後、5歳半~6歳ごろから永久歯への生えかわりが始まり、12歳くらいで全ての乳歯が抜けて永久歯へ生えかわっていきます。ただし、永久歯への生えかわりのスピードは個人差が大きく、お子さんによっては1年以上のずれがあり、7歳くらいまで全く歯が生えかわらないお子さんもいます。先天欠如などごく稀なケースを除いては個人差がありますが、心配な場合はご相談ください。

”第一大臼歯”に気を付ける

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乳歯から永久歯への生え変わりは多くの場合、まずは下の真ん中の前歯から始まります。その後、順番に進んで下の前歯4本と、上の前歯4本が5歳半から8歳くらいまでの間に抜けて生えかわります。それと並行して、一番奥の乳歯の後ろから新たに「第一大臼歯」が生えてきます。この第一大臼歯は6歳ごろに生えてくるので、「6歳臼歯」ともいわれています。永久歯の中で一番大きく、かむ力も強い歯で永久歯の歯並びやかみ合わせの基本となる大切な歯です。この6歳臼歯は生えてきたことに気づきにくく、生え始めは他の歯より背が低いので歯ブラシが届きにくいため、汚れや食べかすが残りやすくなっています。6歳臼歯は先述の通り、噛み合わせや歯並びにとって最も重要な歯となります。虫歯で治療が必要にならないように萌出してきた時から丁寧にお手入れをしていきましょう。

生え変わりの時期はむし歯になりやすい

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乳歯は永久歯と比べて、柔らかくて汚れがつきやすい性質があります。そして永久歯も、生えてから2~3年間は、歯質そのものが未成熟で、唾液中のカルシウムなどのミネラルが少しずつ歯に入り込んでいくことで、だんだん通常の永久歯の硬さと強さになっていきます。永久歯に生え変わりたての2~3年は先述の通り歯質が未成熟のため虫歯になりやすいです。また、歯並びが複雑で凹凸しやするなるので、みがきにくく汚れが残りやすいです。永久歯が生え終わったころにはすでにむし歯になっているお子さんも珍しくありません。お子様自身で歯磨きしつつ、最後に保護者の方に仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。また普通の歯ブラシとは別にタフトブラシ(画像参照)を使用すると普通の歯ブラシでは磨きにくいところも毛先が届きやすいのでお勧めです。 生えかわりの時期は、一生使い続ける永久歯を守るためにも重要な時期になります。ご家庭でのケアはもちろん、定期的に小児歯科でフッ素を塗ってもらうなど、むし歯になりにくい丈夫な歯をつくっていきましょう。

永久歯が乳歯の後ろから萌出してきたら

乳歯から永久歯へ生え変わる際は永久歯が乳歯の根を吸収して乳歯がぐらついて生え変わります。しかし根の吸収が不十分なまま永久歯が乳歯の後ろから萌出してきる事例も少なくありません。その場合は生え変わりを待たず、歯科医院を受診しましょう。また乳歯から永久歯へ生えかわりの時期は乳歯がグラグラし、やがて自然に抜けることが多いですが、グラグラしているのが気になってお子様が物事に集中できなかったり、ごはんを食べる時に痛がるなど日常生活に支障が出る場合は小児歯科を受診しましょう。

乳歯と永久歯の違い

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本数

乳歯は上下20本に対し、永久歯は6歳臼歯とよばれる第一大臼歯やその奥に萌出する第二大臼歯を含めすべて生え揃うと28本萌出することになります。

乳歯は一般的に白っぽい色をしているのに対し、永久歯はより透明感があり、黄味がかった色をしています。乳歯の方がより濃い色合いを持っています。

歯質

乳歯も永久歯も歯の構造は同じですが、永久歯の方が硬く、エナメル質と象牙質の厚さは乳歯の2倍あります。乳歯は永久歯に比べ歯質が薄く、耐久性も低いため、虫歯になりやすい状態にあります。

虫歯にならないための食生活

虫歯予防において食生活は歯磨きと同様に重要になってきます。特に甘い食べ物や間食、砂糖を含む飲料水を口に含むときは時間を決め、就寝前は避けましょう。だらだら口に含んでいると口腔内が酸性に偏る時間が増え再石灰化されないため虫歯のリスクが高くなります。まただらだら食事をするだけでなくオレンジジュースやコーラなどpH値が高い飲料を頻繁に口にすると歯のエナメル質が溶けやすくなります。

同様にフッ素の活用

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歯科医院での定期的な検診も重要ですが、ご自宅でもフッ素入り歯磨き粉を使用してあげることで虫歯予防に効果的です。またフッ素は虫歯の進行を遅らせる効果もあります。”脱灰”という虫歯の前段階になると歯の一部が白くなります。脱灰した部分にフッ素入り歯磨き粉を継続的に塗布することで虫歯への進行を遅らせることができます。家庭用フッ素の使用量はお子様の年齢に合わせて異なります。歯科医院で使用されるフッ素と市販のフッ素は濃度が全く異なるため、自宅でもフッ素入り歯磨き粉を使用しつつ、定期的に歯科医院でフッ素を塗布してもらい虫歯を防ぎましょう。以下のコラムでフッ素について詳しく説明しておりますので、併せてご覧ください。

乳歯のトラブルと対処法

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乳歯は通常、次に生え変わる永久歯に根が吸収されることで自然にぐらつき、やがて抜けていきます。先ほどお伝えした通り乳歯は永久歯の萌出の案内役としての役割があり、虫歯やケガなど何らかの原因で永久歯に根が吸収される前に抜けてしまった場合は、残っている乳歯が永久歯の萌出のスペースを少しずつ閉じてしまうため、隣接している歯が動いたり、永久歯が変な位置から萌出し、歯並びに影響を与えます。歯並びや顎の骨格に異常が起こる原因として、実は”早く抜けた乳歯”が占める割合はおよそ20%ほどあるといわれています。ゆくゆく萌出する永久歯のためのスペースを確保するため保隙装置 を使用する場合もあります。永久歯が萌出するまでに乳歯を失わないように虫歯予防を徹底し、万が一ケガなどで歯を失うことになった場合は歯科医院を受診し、相談しましょう。

お子様の歯医者さんデビューのタイミング

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先述の通り、早くて生後6~8ヶ月頃になると下の前歯の乳歯が萌出してきます。この時期から乳歯が萌出してきたら歯医者さんデビューの目安となるタイミングです。乳歯が萌出してきたらまずは小児歯科を受診してみましょう。最初からお子様が歯医者に順応するのはンなかなか難しいので、まずは歯医者に慣れるところから始めていくことで将来、虫歯などで治療が必要になったときにスムーズに進められるようになります。健康な歯を守るためにも乳歯が萌出し始めたタイミングで一度歯科医院を受診しましょう。

最後に

歯は、咀嚼(食べ物を噛み砕く)以外にも、発声・発音を助ける、顔の形を整え表情を作るといった役割があります。 また、美味しく食事をしたり、家族や友人とのコミュニケーションを楽しんだりするためにも歯は欠かすことができない大切なものです。乳歯は、永久歯が生えるまでの間、食べ物を噛んだり、正しい発音をしたり、顎の発育を助け永久歯が正しく生えてくるスペースを維持するという重要な働きがあります。乳歯と永久歯には違いがあり、それぞれの役割や構造が異なります。乳歯は噛む役割だけでなく、永久歯の萌出にも大きく影響します。小さい頃から歯を大切にし、生涯、歯に困らず食事ができるようにしていきましょう。 画像をクリックするとHPに移動します。

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この記事の執筆・監修

石野 貴嗣 院長

石野 貴嗣

石野歯科医院 院長・歯科医師

石野歯科医院の院長。大阪歯科大学卒業。インプラント、マウスピース矯正(インビザライン)、審美歯科を専門とし、患者さま一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけています。

ストローマンインプラント認定医、インビザライン認定医。日本口腔インプラント学会所属。

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